中学校教員が小学校の学級担任可能へ:文部科学省

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中学校教員が小学校の学級担任可能へ:文部科学省

 読売新聞によりますと、これまでなれなった小学校の担任に中学校の教員がなれるように、文部科学省は教員免許制度を見直すということです。

 現在中学校の教員は、教員免許法の特例により、専門教科だけを小学校で指導することが可能ですが、文部科学省はこれを見直し、専門教科を教えるだけでなく、学級の担任や学級活動、道徳などの担当もできるように制度を改正する方針だということです。

 これは、2016年度にも行われる小中一貫校の制度化や、2020年度に正式に教科化される予定の小学校英語の指導を円滑に行うための配置換えなどに備えてのことであり、2015年度にも実現することを目指しています。

 教科指導のために小学校で教えている中学校教員は、2012年度で5357人いますが、今の制度では学級担任をさせることができず、他に小学校教員を配置しなければならない状態でした。