令和2年度福島県立高校合格者学力検査成績
令和2年度福島県立高校合格者学力検査成績が発表されました。それによりますと、
5教科総合の平均点が127.1点で昨年より4.1点低くなりましたが、最高得点は昨年より5点高い232点でした。
[令和2年度総合得点の分布]
(※配点調整の有無にかかわらず集計)
得点の分布は、昨年と比べ標準偏差にあまり差はありませんが、高得点層のどん詰まり感がなくなり、昨年度に比べれば波乱の少ない実力通りの結果が期待できる入試となりました。
総合得点の学校平均点は50点未満の学校が2校減って0校となり、平均点が低くなったにもかかわらず学校平均の分布が平滑化し、入試としてのバランスがよくなりました。
[各教科の平均点]
| 国語
| 社会
| 数学
| 理科
| 英語
|
---|
令和2年度
| 27.8
| 26.4
| 21.8
| 25.0
| 26.2
|
平成31年度
| 28.0
| 27.5
| 22.6
| 26.7
| 26.4
|
各教科の平均点は、すべての教科で下がっているものの、各教科間の標準偏差のばらつきが去年よりも小さくなり、得意・不得意による有利不利は少なくなっています。受験生本来の実力が試せた入試となっていたと思われます。今後の受験生にとって「バランスよく」がキーワードとなりそうです。
[教科別得点分布]
数学の平均点は下がったものの、昨年度低かった標準偏差が大きくなってますので、やさしい問題と難しい問題のバランスが大幅に改善され、受験生の実力を確かめやすくなっています。英語も、できる受験生とできない受験生の2極化していたものが、だいぶ改善されているように思えます。
受験生それぞれに得意科目・不得意科目があると思いますが、福島県の受験を乗り切るには、総合的に訓練を重ね、特定の科目に頼ることのないように準備することが必要でしょう。