太平洋諸島諸国の大学との協定締結：三重大学

　三重大学は、太平洋諸島の大学であるフィジー国立大学（FNU）と南太平洋大学（USP）の2大学との間で学術・学生交流に関する国際協定を締結しました。
　
　三重大学は、2014年3月までに国際交流の協定を34か国90校と結んでいますが、太平洋諸島の大学との協定は初めてということです。

　フィジー国立大（FNU）とは、三重大の元留学生であったAlok Kalla准教授がフィジー共和国最大の大学である同大に赴任したことをきっかけに関係が深まり、今回の協定に発展しました。フィジー国立大との協定締結の翌日には、学長一行がフィジー国立大の医学部を訪問し、医学部や看護学部の視察とともに、医学部間の学生・学術交流のあり方などを協議したということです。

　南太平洋大学（USP）は南太平洋の12か国が共同で出資して設立された大学で、衛星放送などで加盟国間をつないだ遠隔教育が行われており、フィジーの離島であるガウ島の開発支援を三重大学とともに行っています。