医学部設置見送り:同志社大
文部科学省が、震災復興の一助とするため東北地方に医学部を1校限定で認めるという発表をしたのを受け、同志社大学を運営する学校法人同志社は、医学部設置に向け検討を重ねてきましたが、人材確保や採算性の問題から今回の設置申請は見送ることがわかりました。
同志社以外にも、申請を検討している大学は複数ありますが、当初予定していた平成27年春にはいずれも間に合わないということで、文部科学省は開学時期を1年遅らせ平成28年春とし、申請時期も当初の5月から1か月伸ばし、申請する大学を待つ状態となっています。
現在、東北福祉大と東北薬科大の2校と南東北グループが名乗りを上げていますが、6月の新設構想提出の締め切りの後、有識者会議の審査を経て、夏までに認可する大学を決定するということです。
琉球大学以来37年ぶりの医学部の開学となるだけに、できるだけ多くの大学にチャンスがあるよう配慮してもらいたいと思います。