平成27年度全国学力・学習状況調査：福島県教育員会

　福島県教育委員会は、平成27年度全国学力・学習状況調査に係る福島県の結果を公表しました。

　福島県の正答率は、かろうじて小学生の国語A(主として知識)で全国平均を上回ったものの、小学校の国語B(主として活用)、算数A(主として知識)、算数B(主として活用)、理科、中学校の国語A(主として知識)、国語B(主として活用)、数学A(主として知識)、数学B(主として活用)、理科で全国平均を下回りました。昨年度は小学生の国語A・国語B・算数Aで全国平均を上回り、中学国語Aで全国平均だったことを考えると福島県としては残念な結果になりました。

・正答率

【小学生】

［国語A(主として知識)］

　正答率：71.0％（全国平均70.0％）全国平均より＋1.0ポイント

　(平成26年度　正答率73.3%（全国平均72.9％）全国平均より＋0.4ポイント)

　前年度比　＋0.6ポイント　↑

［国語B(主として活用)］

　正答率：65.3％（全国平均65.4％）全国平均よりー0.1ポイント

　(平成26年度　正答率57.0％（全国平均55.5％）全国平均より＋1.5ポイント)

　前年度比　－1.6ポイント　↓

［算数A(主として知識)］

　正答率：74.3％（全国平均75.2％）全国平均より－0.9ポイント

　(平成26年度　正答率78.7%（全国平均78.1％）全国平均より＋0.6ポイント)

　前年度比　－1.5ポイント　↓

［算数B(主として活用)］

　正答率：42.4％（全国平均45.0％）全国平均よりー2.6ポイント

　(平成26年度　正答率57.8％（全国平均58.2％）全国平均より－0.4ポイント)

　前年度比　－2.2ポイント　↓

［理科］

　正答率：60.7％（全国平均60.8％）全国平均よりー0.1ポイント

【中学生】

［国語A(主として知識)］

　正答率：75.2％（全国平均75.8％）全国平均より－0.6ポイント

　(平成26年度　正答率79.4%（全国平均79.4％）全国平均より＋0ポイント)

　前年度比　－0.6ポイント　↓

［国語B(主として活用)］

　正答率：64.5％（全国平均65.8％）全国平均よりー1.3ポイント

　(平成26年度　正答率50.5％（全国平均51.0％）全国平均より－0.5ポイント)

　前年度比　－0.8ポイント　↓

［数学A(主として知識)］

　正答率：61.2％（全国平均64.4％）全国平均より－3.2ポイント

　(平成26年度　正答率64.7%（全国平均67.4％）全国平均より－2.7ポイント)

　前年度比　－0.5ポイント　↓

［数学B(主として活用)］

　正答率：38.1％（全国平均41.6％）全国平均よりー3.5ポイント

　(平成26年度　正答率56.8％（全国平均59.8％）全国平均より－3.0ポイント)

　前年度比　－0.5ポイント　↓

［理科］

　正答率：52.5％（全国平均53.0％）全国平均よりー0.5ポイント

　昨年度より、学習にさく時間や家庭での復習する生徒の割合が増えているにもかかわらず、小学校の国語A以外の科目に関し、昨年度と比較して全国との開きが大きくなっています。かろうじて国語Aで前年度より好成績を残しましたが、小学生の学力低下が特に顕著になっています。

［生活圏別正答率の状況］

　※　正答率は％、福島県平均との差及び昨年との比較はポイント

・小学生

・中学生

　県北地区は、小学生の成績が全体的に昨年度より悪くなる一方で、中学生の数学の成績は大幅に改善されています。県中地区は中学生の国語の成績が改善されていますが、そのほかの科目では悪くなっています。県南地区は小学生・中学生ともに全体的に昨年度より改善されています。会津地区は昨年度より小学生の成績が改善されている一方で、中学生の成績は大幅に落ち込んでいます。南会津地区は、昨年度より小学生の活用力をみる問題や中学生の数学で改善されていますが、そのほかの科目に関しては悪くなっています。相双いわき地区は、小学生の成績は全体的に福島県の平均を超えていますが、算数で昨年度より悪くなっています。

　全体として、福島県の中通りは中学生の成績がよく、会津や浜通りは小学生の成績がいい傾向があります。

　詳細は福島県教育庁義務教育課のWebサイトにてご確認下さい。

[須賀川市の学習塾：数学館]